【統一球とは】バレンティンのHR量産は「飛ぶボール」のお陰か
2013年のシーズンもいよいよ終盤。
前語りが面倒なので本題だけ行きましょう。
恐ろしいスピードでHRを量産するヤクルトのバレンティン。
NPBのシーズン本塁打記録が王貞治(とカブレラ、ローズ)の55本なのは有名な話ですが、今シーズンのバレンティンは残りが33試合の現時点で50本に到達しています。
連日各紙面、ニュースを賑わすこの話題ですが、傍らには決まって「飛ぶボール」の文字が。
この「飛ぶボール」とはどういう意味でしょうか。
以前は球団間で使用するボールが異なっており、公平性が疑問視されていました。
加藤コミッショナーがWBC連覇を達成した2009年直後からボール統一の必要性を説いてきた経緯があり、それを受けて2010年1月に12球団が意思統一。6月の実行委員会で2010年に供給していた4社からミズノ製を選定しました。
このことにより、2011年シーズンから導入されたのが「統一球」です。
これを知らなかった方も多いのでは?(Twitter等では知らないような方が散見されます。)
さて、ボールが統一されたのは当然喜ばしいことですよね。加藤コミッショナーは有能だなあ!と思われた方も多いと思います。
しかし、これが日本プロ野球史上有数の大事件の発端でした。
それは、
1.その統一球の反発係数が2013年まで基準値を下回っており、
2.2013年シーズンからは基準値内に収まるよう反発係数を上昇させ、
3.この2つをミズノ、NPBが隠蔽していた
というものです。
下に2011~2013の統一球の反発係数を記します。
◇統一球の平均反発係数検査結果◇
第1回 第2回 第3回 第4回
【2011年】
5月9日 6月29日 9月8日 10月12日
平均値 0.411 0.411 0.408 0.405
【2012年】
4月11日 6月18日 8月17日
平均値 0.409 0.411 0.406
【2013年】
4月10日 6月7日
平均値 0.416 0.416
※目標値は11〜12年が0.4134が下限。13年は0.415〜0.416
以上のデータの通り、2011年、2012年のボールの反発係数は下限を下回っています。
この反発係数が0.001変わるとボールの飛距離は約20cm変わるといわれています。
以降、2010年、2011年シーズンに使われていたこのボールを「違反球」とします。
2009年以前のボールの反発係数は上記のようにバラバラな為用意できなかったので、シーズンの記録で大局的に見ていこうと思います。
当然、プレーする選手が違うので、反発係数などのデータに比べると正確性は全くありませんが、まあ目安ということで。
シーズン55本塁打が達成された2001,2002年に加えて2005年から現在までの両リーグの打率、本塁打、防御率(その投手が9回を投げたら平均何点取られるか)のシーズン記録をまとめました。
全て左がセントラル、右がパシフィックとなっています。
まず打率のTOP3です。
2001
1 松井 秀喜 (巨) .333 福浦 和也 (ロ) .346
2 古田 敦也 (ヤ) .324 小笠原 道大 (日) .339
3 ペタジーニ (ヤ) .322 松中 信彦 (ダ) .334
2002
1 福留 孝介 (中) .343 小笠原 道大 (日) .340
2 松井 秀喜 (巨) .334 カブレラ (西) .336
3 ペタジーニ (ヤ) .322 松井 稼頭央 (西) .332
2005
1 青木 宣親 (ヤ) .344 和田 一浩 (西) .322
2 福留 孝介 (中) .328 ズレータ (ソ) .319
3 金本 知憲 (神) .327 松中 信彦 (ソ) .315
2006
1 福留 孝介 (中) .351 松中 信彦 (ソ) .324
2 李 承ヨプ (巨) .323 カブレラ (西) .315
3 青木 宣親 (ヤ) .321 リック (楽) .314
2007
1 青木 宣親 (ヤ) .346 稲葉 篤紀 (日) .334
2 ラミレス (ヤ) .343 リック (楽) .330
3 谷 佳知 (巨) .318 大村 直之 (ソ) .319
2008
1 内川 聖一 (横) .378 リック (楽) .332
2 青木 宣親 (ヤ) .347 中島 裕之 (西) .331
3 栗原 健太 (広) .332 川崎 宗則 (ソ) .321
2009
1 ラミレス (巨) .322 鉄平 (楽) .327
2 内川 聖一 (横) .318 坂口 智隆 (オ) .317
3 小笠原 道大 (巨).309 サブロー (ロ) .314
2010
1 青木 宣親 (ヤ) .358 西岡 剛 (ロ) .346
2 平野 恵一 (神) .350 田中 賢介 (日) .335
3 マートン (神) .349 今江 敏晃 (ロ) .331
2011
1 長野 久義 (巨) .316 内川 聖一 (ソ) .338
2 マートン (神) .311 糸井 嘉男 (日) .319
3 宮本 慎也 (ヤ) .302 後藤 光尊 (オ) .312
2012
1 阿部 慎之助 (巨).340 角中 勝也 (ロ) .312
2 坂本 勇人 (巨) .311 中島 裕之 (西) .311
3 大島 洋平 (中) .310 糸井 嘉男 (日) .304
2013(8/27まで)
1 ルナ (中) .350 長谷川 勇也 (ソ) .339
2 バレンティン (ヤ).337 内川 聖一 (ソ) .335
3 ブランコ (デ) .334 ヘルマン (西) .334
防御率のTOP3です。
2001
1 野口 茂樹 (中) 2.46 ミンチー (ロ) 3.26
2 井川 慶 (神) 2.67 許 銘傑 (西) 3.47
3 三浦 大輔 (横) 2.88 松坂 大輔 (西) 3.60
2002
1 桑田 真澄 (巨) 2.22 金田 政彦 (オ) 2.50
2 川上 憲伸 (中) 2.35 具 臺晟 (オ) 2.52
3 井川 慶 (神) 2.49 ミンチー (ロ) 2.85
2005
1 三浦 大輔 (横) 2.52 杉内 俊哉 (ソ) 2.11
2 黒田 博樹 (広) 3.17 渡辺 俊介 (ロ) 2.17
3 上原 浩治 (巨) 3.31 松坂 大輔 (西) 2.30
2006
1 黒田 博樹 (広) 1.85 斉藤 和巳 (ソ) 1.75
2 福原 忍 (神) 2.09 松坂 大輔 (西) 2.13
3 川上 憲伸 (中) 2.51 八木 智哉 (日) 2.48
2007
1 高橋 尚成 (巨) 2.75 成瀬 善久 (ロ) 1.82
2 グライシンガー (ヤ) 2.84 ダルビッシュ 有 (日) 1.82
3 内海 哲也 (巨) 3.02 グリン (日) 2.21
2008
1 石川 雅規 (ヤ) 2.68 岩隈 久志 (楽) 1.87
2 ルイス (広) 2.68 ダルビッシュ 有 (日) 1.88
3 内海 哲也 (巨) 2.73 小松 聖 (オ) 2.51
2009
1 チェン (中) 1.54 ダルビッシュ 有 (日) 1.73
2 吉見 一起 (中) 2.00 涌井 秀章 (西) 2.30
3 ゴンザレス (巨) 2.11 田中 将大 (楽) 2.33
2010
1 前田 健太 (広) 2.21 ダルビッシュ 有 (日) 1.78
2 チェン (中) 2.87 武田 勝 (日) 2.41
3 館山 昌平 (ヤ) 2.93 田中 将大 (楽) 2.50
2011
1 吉見 一起 (中) 1.65 田中 将大 (楽) 1.27
2 内海 哲也 (巨) 1.70 ダルビッシュ 有 (日) 1.44
3 澤村 拓一 (巨) 2.03 和田 毅 (ソ) 1.51
2012
1 前田 健太 (広) 1.53 吉川 光夫 (日) 1.71
2 野村 祐輔 (広) 1.98 田中 将大 (楽) 1.87
3 内海 哲也 (巨) 1.98 攝津 正 (ソ) 1.91
2013(8/27まで)
1 前田 健太 (広) 2.03 田中 将大 (楽) 1.15
2 スタンリッジ (神) 2.49 金子 千尋 (オ) 1.95
3 能見 篤史 (神) 2.73 攝津 正 (ソ) 2.44
最後に本塁打です。これは1位のみです。
2001
ペタジーニ(ヤ) 39本 ローズ(近) 55本
2002
松井 秀喜 (巨) 50本 カブレラ(西) 55本
2005
新井 貴浩(広) 43本 松中 信彦(ソ) 46本
2006
T.ウッズ(中) 47本 小笠原 道大(日)32本
2007
村田 修一(横) 36本 山崎 武司(楽)43本
2008
村田 修一(横) 46本 中村 剛也(西)46本
2009
ブランコ(中) 39本 中村 剛也(西) 48本
2010
ラミレス(巨) 49本 T-岡田(オ) 33本
2011
バレンティン(ヤ)31本 中村 剛也(西) 48本(2位は25本)
2012
バレンティン(ヤ) 31本 中村 剛也(西) 27本
2013(8/27まで、+144試合換算)
バレンティン(ヤ) 50本、換算65本(2位33本) 中田 翔(日)28本、換算37本
赤字が違反球による記録です。
現在のボールが「(異常に)飛ぶボール」ではなく「(2011年、2012年にだけ使われた違反球よりは)飛ぶボール」だということが分かって頂けたと思います。
王貞治氏の時代の数字のデータはありませんが、圧縮バットが認められていた点とすべての球場が現在と比べて非常に狭かった点が氏のHR記録と関連していることは間違いありません。
「現在より少ない試合数で55本も打った王さんがナンバーワン!歴代最強のホームランバッター!」と言いたいお年寄りの気持ちは分かりますが(わからない)、バレンティンを認めようとしないのは見苦しいことこの上ありません。
あからさまにメディアが情報操作しようとするのがムカつくんじゃ!!!!!!!!!!
追記:
記事を公開した瞬間にバレンティンが51号を打ちました。
月間本塁打数は17になり、これはプロ野球新記録です。
なんてことだ……なんてことだ……
前語りが面倒なので本題だけ行きましょう。
恐ろしいスピードでHRを量産するヤクルトのバレンティン。
NPBのシーズン本塁打記録が王貞治(とカブレラ、ローズ)の55本なのは有名な話ですが、今シーズンのバレンティンは残りが33試合の現時点で50本に到達しています。
連日各紙面、ニュースを賑わすこの話題ですが、傍らには決まって「飛ぶボール」の文字が。
この「飛ぶボール」とはどういう意味でしょうか。
以前は球団間で使用するボールが異なっており、公平性が疑問視されていました。
加藤コミッショナーがWBC連覇を達成した2009年直後からボール統一の必要性を説いてきた経緯があり、それを受けて2010年1月に12球団が意思統一。6月の実行委員会で2010年に供給していた4社からミズノ製を選定しました。
このことにより、2011年シーズンから導入されたのが「統一球」です。
これを知らなかった方も多いのでは?(Twitter等では知らないような方が散見されます。)
さて、ボールが統一されたのは当然喜ばしいことですよね。加藤コミッショナーは有能だなあ!と思われた方も多いと思います。
しかし、これが日本プロ野球史上有数の大事件の発端でした。
それは、
1.その統一球の反発係数が2013年まで基準値を下回っており、
2.2013年シーズンからは基準値内に収まるよう反発係数を上昇させ、
3.この2つをミズノ、NPBが隠蔽していた
というものです。
下に2011~2013の統一球の反発係数を記します。
◇統一球の平均反発係数検査結果◇
第1回 第2回 第3回 第4回
【2011年】
5月9日 6月29日 9月8日 10月12日
平均値 0.411 0.411 0.408 0.405
【2012年】
4月11日 6月18日 8月17日
平均値 0.409 0.411 0.406
【2013年】
4月10日 6月7日
平均値 0.416 0.416
※目標値は11〜12年が0.4134が下限。13年は0.415〜0.416
以上のデータの通り、2011年、2012年のボールの反発係数は下限を下回っています。
この反発係数が0.001変わるとボールの飛距離は約20cm変わるといわれています。
以降、2010年、2011年シーズンに使われていたこのボールを「違反球」とします。
2009年以前のボールの反発係数は上記のようにバラバラな為用意できなかったので、シーズンの記録で大局的に見ていこうと思います。
当然、プレーする選手が違うので、反発係数などのデータに比べると正確性は全くありませんが、まあ目安ということで。
シーズン55本塁打が達成された2001,2002年に加えて2005年から現在までの両リーグの打率、本塁打、防御率(その投手が9回を投げたら平均何点取られるか)のシーズン記録をまとめました。
全て左がセントラル、右がパシフィックとなっています。
まず打率のTOP3です。
2001
1 松井 秀喜 (巨) .333 福浦 和也 (ロ) .346
2 古田 敦也 (ヤ) .324 小笠原 道大 (日) .339
3 ペタジーニ (ヤ) .322 松中 信彦 (ダ) .334
2002
1 福留 孝介 (中) .343 小笠原 道大 (日) .340
2 松井 秀喜 (巨) .334 カブレラ (西) .336
3 ペタジーニ (ヤ) .322 松井 稼頭央 (西) .332
2005
1 青木 宣親 (ヤ) .344 和田 一浩 (西) .322
2 福留 孝介 (中) .328 ズレータ (ソ) .319
3 金本 知憲 (神) .327 松中 信彦 (ソ) .315
2006
1 福留 孝介 (中) .351 松中 信彦 (ソ) .324
2 李 承ヨプ (巨) .323 カブレラ (西) .315
3 青木 宣親 (ヤ) .321 リック (楽) .314
2007
1 青木 宣親 (ヤ) .346 稲葉 篤紀 (日) .334
2 ラミレス (ヤ) .343 リック (楽) .330
3 谷 佳知 (巨) .318 大村 直之 (ソ) .319
2008
1 内川 聖一 (横) .378 リック (楽) .332
2 青木 宣親 (ヤ) .347 中島 裕之 (西) .331
3 栗原 健太 (広) .332 川崎 宗則 (ソ) .321
2009
1 ラミレス (巨) .322 鉄平 (楽) .327
2 内川 聖一 (横) .318 坂口 智隆 (オ) .317
3 小笠原 道大 (巨).309 サブロー (ロ) .314
2010
1 青木 宣親 (ヤ) .358 西岡 剛 (ロ) .346
2 平野 恵一 (神) .350 田中 賢介 (日) .335
3 マートン (神) .349 今江 敏晃 (ロ) .331
2011
1 長野 久義 (巨) .316 内川 聖一 (ソ) .338
2 マートン (神) .311 糸井 嘉男 (日) .319
3 宮本 慎也 (ヤ) .302 後藤 光尊 (オ) .312
2012
1 阿部 慎之助 (巨).340 角中 勝也 (ロ) .312
2 坂本 勇人 (巨) .311 中島 裕之 (西) .311
3 大島 洋平 (中) .310 糸井 嘉男 (日) .304
2013(8/27まで)
1 ルナ (中) .350 長谷川 勇也 (ソ) .339
2 バレンティン (ヤ).337 内川 聖一 (ソ) .335
3 ブランコ (デ) .334 ヘルマン (西) .334
防御率のTOP3です。
2001
1 野口 茂樹 (中) 2.46 ミンチー (ロ) 3.26
2 井川 慶 (神) 2.67 許 銘傑 (西) 3.47
3 三浦 大輔 (横) 2.88 松坂 大輔 (西) 3.60
2002
1 桑田 真澄 (巨) 2.22 金田 政彦 (オ) 2.50
2 川上 憲伸 (中) 2.35 具 臺晟 (オ) 2.52
3 井川 慶 (神) 2.49 ミンチー (ロ) 2.85
2005
1 三浦 大輔 (横) 2.52 杉内 俊哉 (ソ) 2.11
2 黒田 博樹 (広) 3.17 渡辺 俊介 (ロ) 2.17
3 上原 浩治 (巨) 3.31 松坂 大輔 (西) 2.30
2006
1 黒田 博樹 (広) 1.85 斉藤 和巳 (ソ) 1.75
2 福原 忍 (神) 2.09 松坂 大輔 (西) 2.13
3 川上 憲伸 (中) 2.51 八木 智哉 (日) 2.48
2007
1 高橋 尚成 (巨) 2.75 成瀬 善久 (ロ) 1.82
2 グライシンガー (ヤ) 2.84 ダルビッシュ 有 (日) 1.82
3 内海 哲也 (巨) 3.02 グリン (日) 2.21
2008
1 石川 雅規 (ヤ) 2.68 岩隈 久志 (楽) 1.87
2 ルイス (広) 2.68 ダルビッシュ 有 (日) 1.88
3 内海 哲也 (巨) 2.73 小松 聖 (オ) 2.51
2009
1 チェン (中) 1.54 ダルビッシュ 有 (日) 1.73
2 吉見 一起 (中) 2.00 涌井 秀章 (西) 2.30
3 ゴンザレス (巨) 2.11 田中 将大 (楽) 2.33
2010
1 前田 健太 (広) 2.21 ダルビッシュ 有 (日) 1.78
2 チェン (中) 2.87 武田 勝 (日) 2.41
3 館山 昌平 (ヤ) 2.93 田中 将大 (楽) 2.50
2011
1 吉見 一起 (中) 1.65 田中 将大 (楽) 1.27
2 内海 哲也 (巨) 1.70 ダルビッシュ 有 (日) 1.44
3 澤村 拓一 (巨) 2.03 和田 毅 (ソ) 1.51
2012
1 前田 健太 (広) 1.53 吉川 光夫 (日) 1.71
2 野村 祐輔 (広) 1.98 田中 将大 (楽) 1.87
3 内海 哲也 (巨) 1.98 攝津 正 (ソ) 1.91
2013(8/27まで)
1 前田 健太 (広) 2.03 田中 将大 (楽) 1.15
2 スタンリッジ (神) 2.49 金子 千尋 (オ) 1.95
3 能見 篤史 (神) 2.73 攝津 正 (ソ) 2.44
最後に本塁打です。これは1位のみです。
2001
ペタジーニ(ヤ) 39本 ローズ(近) 55本
2002
松井 秀喜 (巨) 50本 カブレラ(西) 55本
2005
新井 貴浩(広) 43本 松中 信彦(ソ) 46本
2006
T.ウッズ(中) 47本 小笠原 道大(日)32本
2007
村田 修一(横) 36本 山崎 武司(楽)43本
2008
村田 修一(横) 46本 中村 剛也(西)46本
2009
ブランコ(中) 39本 中村 剛也(西) 48本
2010
ラミレス(巨) 49本 T-岡田(オ) 33本
2011
バレンティン(ヤ)31本 中村 剛也(西) 48本(2位は25本)
2012
バレンティン(ヤ) 31本 中村 剛也(西) 27本
2013(8/27まで、+144試合換算)
バレンティン(ヤ) 50本、換算65本(2位33本) 中田 翔(日)28本、換算37本
赤字が違反球による記録です。
現在のボールが「(異常に)飛ぶボール」ではなく「(2011年、2012年にだけ使われた違反球よりは)飛ぶボール」だということが分かって頂けたと思います。
王貞治氏の時代の数字のデータはありませんが、圧縮バットが認められていた点とすべての球場が現在と比べて非常に狭かった点が氏のHR記録と関連していることは間違いありません。
「現在より少ない試合数で55本も打った王さんがナンバーワン!歴代最強のホームランバッター!」と言いたいお年寄りの気持ちは分かりますが(わからない)、バレンティンを認めようとしないのは見苦しいことこの上ありません。
あからさまにメディアが情報操作しようとするのがムカつくんじゃ!!!!!!!!!!
追記:
記事を公開した瞬間にバレンティンが51号を打ちました。
月間本塁打数は17になり、これはプロ野球新記録です。
なんてことだ……なんてことだ……
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